介護 利用者虐待 辞めたい

介護辞めたい

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利用者虐待にうんざりし、辞めたいと思っているあなたへ

読了までの目安時間:約 10分

 

ニュースでも頻繁に取り上げられている特養など高齢者施設での虐待問題。

 

なぜ介護施設において虐待はなくならないのでしょうか。

 

今回はその実態と、実際施設で働く職員に対してエールを送りたいと思います。

 

 

 

特養での虐待の実態

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特養では日常的に虐待が行われています。

 

実際働いている職員がこれを聞くと、

 

 

「えっ、うちの施設ではないし」とか、

「ニュースで大げさに言ってるだけでしょ」

 

 

などの反論があるかもしれません。

 

 

しかし、それは虐待というものの定義や根本を理解していないだけなのです。

 

 

実際はどこの施設でもほとんど例外なく虐待が行われています。

 

 

 

大きくわけた5種類の虐待

 

 

①身体的虐待

 

②心理的虐待

 

③性的虐待

 

④経済的虐待

 

⑤ネグレクト(介護放棄)

 

 

 

とかく新聞やテレビ等メディアで取り上げられるのは①の身体的虐待です。

 

介護士が利用者を殴って肋骨を折ったとか、

 

口腔ケアで口をなかなか開けないから歯を引きちぎったりとか、

 

強烈なぶんニュース映えがしますからね。

 

実際、聞いただけでぞっとしますよね。

 

しかし、例えば②の心理的虐待はどうでしょうか。

 

 

入居者に暴言を吐く、介助する毎に入居者に対していちいち嫌味を言う。

 

 

これをしている職員は意外と多いのではないでしょうか。

 

例えばトイレを我慢できずに廊下で失禁してしまった人に

 

 

「何でもう少し我慢できないのよ」などと言葉で責め立てる。

 

 

私はやってないけど、

 

「そう言えばうちの施設にもそんな介護士がいるな~・・・」

 

そう思われる方がほとんどではないでしょうか。

 

また、⑤のネグレクト(介護放棄)もそうです。

 

入居者に「ごめん、おしっこしたからオシメ替えてほしいんだけど」と言われて、

 

「私は今○○さんの世話で忙しいの! あとでしてあげるから、待っておいて! 」と言ったきり、忘れてしまったとします。

 

 

これはもう明白なネグレクトに当たります。

 

 

心理的虐待やネグレクトのたちの悪いところは、それが証拠としてなかなか残りにくいというところです。

 

身体的虐待なら痣ができたりしますが、心の傷というのは目に見えないものですからね。

 

 

何故虐待が起こるのか

特養という空間で虐待が起こるにはちゃんとした理由があります。

 

閉鎖的な空間であるだとか、入居者と1対1で密室において介助する場面が多いとか、その理由は様々述べられます。

 

しかし、何と言っても一番大きな理由は、

 

 

圧倒的に職員の数が不足している、という事実です。

 

 

職員の数が少ないとどうなるかというと、介護する職員側の肉体的・精神的余裕がなくなります。

 

そうなると追いつめられた職員は、何とか与えられた仕事をこなそうと、

 

入居者に早く動いてもらうことを強要したり、きつい言葉を使ったりせざるを得なくなります。

 

こうして虐待が発生するのです。

 

介護士でなくても、人に暴力を振るったり、暴言を吐いたりするのは、

 

えてして肉体的・精神的に余裕がない人達です。

 

頑張ってるけどどうしようもなく、虐待に走ってしまうのです。

 

そうした人を周りが一方的に責め立てることができるでしょうか。

 

そしてそれだけで問題は解決できるでしょうか。

 

できませんよね。

 

虐待を容認するわけではありませんが、個人を責める前に、

 

まず虐待が発生する人出不足という大きな原因を容認してしまっている社会構造こそが、本来責められるべきなのです。

 

 

虐待問題で悩んでいる介護士のあなたへ

 

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今、特養など介護現場において、虐待で悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

 

例えば

 

 

 

 

同僚職員が虐待をしているが、言いだせない。

 

自分も入居者に虐待してしまいそうだ。

 

 

 

また、刑務所や更生施設、病院など、介護施設以外でも大多数の利用者を収容する施設においては、

 

その閉鎖性において虐待問題で悩んでいる人は多いと思います。

 

そういう人達に、是非わかってもらいたいのは、

 

 

虐待は集団の中においてはどんなところでも必ず起こり得るものである、ということです。

 

 

それは学校のイジメや家庭内暴力も同じです。

 

とかく真面目な人は、自分がもう少し頑張れば、自分がもう少しあの人に注意できたら、と、自分自身を責め立てます。

 

しかし、虐待問題は個人で考えられるほど小さなものではありませんし、あなたには何の道義的責任もありません。

 

第二次世界大戦時にナチスドイツがユダヤ人を大量虐殺しましたが、ドイツ国内であの蛮行を明確に反対、阻止できた人はいたでしょうか。

 

いませんよね。

 

いたとしても間違いなく殺されてるでしょう。

 

 

虐待とは社会構造がもたらす大きな歪みによって生まれるのです。

 

個人の問題ではないのです。

 

 

ニュースで取り上げられるほどの恐ろしい事件(虐待ではなくあえて事件と書きます)は別にして、

 

入居者をちょっと待たせたり、多少放ったらかしにするのにいちいち気を病む必要はないのです。

 

だって、人手不足でどうしようもないんですから。

 

 

最後に

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ここまで特養の虐待について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

 

肉体的・精神的に追いつめられると人間心理として致し方なく虐待に走ってしまう。

 

 

その心理構造がわかったとしても、やっぱり虐待というのは気持ちの良いものではありませんよね。

 

できれば避けて通りたいものです。

 

この際、閉鎖的な施設勤務ではなく、虐待に加担することがない、他の仕事を考えてみるのもいいかもしれませんね。

 

 

 

 

うざい入居者   コメント:0

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